2015年08月12日

カル。悪性腫瘍見つかる。

ちゃお〜♪
お久しぶりのブログ更新。
カルも6歳と8ヶ月。
誕生日の11月1日を迎えれば、7歳ということで、あれこれと心配になる下り坂の立派な中年。人なら、四十を過ぎて、会社の健康診断の項目も増えるというわけですな。
成人になって、20年も経ってから、成人病なんてなるもんなんだから、人のちっぽけさも感じたり。
あっちの方もすっかり成人というよりも、聖人になりそうなのに。
あんな星人でもあったのに…(゚∀゚)

ん…ゴホン
ちょっと心の声が洩れてしまったようでして…(^^;)
話を戻しましょう。

そんなカルに左前足に小さなポッチが見つかる。
最初に気付いたのが5月頃なので、虫刺されとかだと思った。
ちょうどいつも行ってる広場も草が伸び、茂り始めるしね。

だけど、そのポッチは、それ程に腫れる
でもなく、かと言って、小さくなるわけでもなく。


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この時が一番腫れていたかも(6月27日)
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なので、もう少ししたら、消えるだろうに…と思っていたら、本犬も少し前歯で、はむはむと毛繕いするみたいに気にし始めたので、こりゃ怪しい。マズいなと思い、病院へ。

かかりつけの院長先生も、『んー、微妙ですが、犬種の特徴としても肥満細胞腫の可能性が高いので、穿刺して細胞を取って検査しましょう』とのこと。

検査結果は、疑いもなく肥満細胞腫との事。勿論、精密に検査しない事には、断言という事は出来ないので、摘出して、病理組織学検査に出さないと分からないだろうとのこと。

ここで肥満細胞腫についてのお話を。
人と犬とでは、違うらしい。
病気としての進み方などが違うので、比較にならないとの事。
ただ、人にもそういう細胞を内在させている。勿論、多くの動物にも。
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自作の絵を見て貰いたいのですが、黒い線が皮膚。青いとこが腫瘍。点々が細胞と思って見て貰いたい。
青い線で囲っているのだけど、実際にはこの境界が薄いのが特徴なのが肥満細胞腫らしい。
湿潤と言われたのですが(癌細胞は、浸潤するから、悪性という)、悪さをする細胞が纏まらずに下に点々が伸びているように、他の組織へ(同じ場所にも潜むように)移りやすい。
肺への転移が容易で、肝臓、脾臓への転移性も強いなど。
これを基に考えると、血液やリンパなどに乗りやすいのが分かる。つまりはそういう事なのだろう。
蝕む怖れもある。つまりは悪性腫瘍であり、癌である。

もうね、この検査結果をカルの順番が来る前に用紙で渡されるわけ。
んで、読むじゃない。
ぶわっと嫌な汗が出るのです。
癌って、本当に嫌な言葉。
冷静に。と自分に言い聞かせても、どこかでテンパってたらしく、この後日に全身麻酔(が出来るか)を行う為の事前検査(血液検査)、見える範囲での転移が見られないかのエコーやレントゲン検査をするんだけど、それを手術日だと思ってて、後でカルを迎えに行って、先生の話を聞いて、えっ?あれ?切ってない…みたいになったりしてね…

あるとこで読んだ癌についての大変に興味があった話があるんだけど、癌というのは、スーパー細胞なのだと。どうスーパーなのかというと、細胞分裂を促進させても無限に分裂を繰り返すのだという。自然においての死がない。

人は300年生きる事が出来たら100%で癌になるという。これは、本来、そこの機能を携わっている細胞の分裂回数が決まっていて、その回数が終わりに近付くと、その細胞の代わりに癌細胞が目覚め、置き換わろうとする。勿論、それは偽りでしかない細胞の塊(臓器)で本来の機能を停止させる。

カルの今回のも、皮膚の下にある分には、悪さをしない。そのままそこに留まり、大きくなるわけでもなく、一生を遂げる事もあるだろうとのこと。
ただ、その細胞の芽は、流され、漂い、どこかで悪さをする可能性がある。
なので、周りの細胞(脂肪)も含めて摘出した方がいいとの事で今回は迷う事もなく、摘出手術を受けさせる。

おいらは、悩むよ。
犬は不自然な生物ながら、それでもやはり自然である。その自然を人の(飼い主)気持ちで皮膚を裂くメスを入れる事に罪はないのかと。
もっと言えば、病気になる事は自然で、その自然に逆らい生かす事になるとしたら、今回のカルのストレスは、どこまでカルの望みなのかと。
ただ、それでもやはり今、コレを書き上げてる最中のおいらにもぴたりと寄り添い、幸せそうな寝顔は、カルの生かせてもいいよとの意思だと思っている…ううん、いや、思わせている。
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人としての罪深さは、意識して命と向き合うというのは、謙虚になるという事だと、多くの著名な犬本には、記してある。

さて、これからカルの手術についての様子などをまとめて締めたいと思う。
話としては、ここまでで、この先にカルの手術で開いた箇所の写真なども載せるつもりである。

開いた先に見える赤い筋肉は、自分の犬だからかなのか、決してサイコや狂気じみたものを内包する意味でもなく、実に美しい緋色の宝石のようで愛おしい。
コレを出来るだけ永い時間、衰えさせるでもなく、維持させる為に改めて決意させる事になったので載せる。
なので、苦手な方はここまでで。

病理診断の結果は、グレード4まである中でグレード2。ただ、グレード2でも更に二つに分けるらしいが、highーgrade、low-gradeでカルは低い方であった。
予後としても、周りの組織細胞検査からも、再発、転移の可能性は低いらしい。
この肥満細胞腫の発生ピークが7~9歳なので、そういう部分でも、これからも今回とは別としても、発生する可能性はあるとのこと。
皆様もご注意を。と言いたいとこですが、こんなもん注意したとこで、どーしょもないよね。
人もそうなんですが、癌にならない為には、やはり免疫を強くする事らしいんだよね。もう少し突き詰めて言うと免疫反応をしない事らしい。
免疫反応をしてしまうというのは、細胞にストレスがかかり、代謝を促し、限りある分裂回数を使い切る事らしいので。


さて、ここからは、カルの緋色の宝石画像を。
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ここの病院は、必ず手術の経過写真を渡してくれる。
筋膜まで開いて周辺も確認して摘出しましたとのこと。

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縫った後。
傷の上から縫わないんだって。
去勢手術の時もそうだけど、くっつくと傷後が分からない。

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ホッチキスみたいので止めて終了。
抜糸も含めて、一週間。
日帰りも出来たのだけど…

先生「麻酔からも無事に目覚め、手術も無事に終わりました。本日、帰る事も出来ますが…カルちゃん…申し訳ない程に痛がるんですよ…これは、個々の性格やキャラクターにも寄るのですが…」と、言ったとこで、おいら的には、もう皆まで言うでないって感じで「はい。わかりますよ。カルですからね」って、先生と電話先で笑い合う。
「明日は、散歩など行っても大丈夫だと思いますが、今日は安静にはして貰いたいので、宜しければ泊まって頂いて明日のお迎えでも…」と言うので、じゃ、お願いします。と。

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んで、これは今のカルの手術痕。
少しまだ気にしてて偶に舐めたりしてるので、少し赤くなってる。
でも、綺麗なもんでしょ?( ´艸`)

ま、そんなこんなで初のエリカラに戸惑ったりしたけど、カルは元気です。
ありがとうございます。

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posted by カルパ at 00:33| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 育成記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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